「呼吸」という誰もがやっているトレーニング
三軒茶屋・池尻大橋エリアのパーソナルトレーニングジム、 axis mishuku(アクシス ミシュク)に所属するトレーナーの井上です。
ピラティスに学ぶ身体の変化が実感呼吸法についてお話しします。
日常生活で仕事に追われていると、どうしても「やるべきこと」がいつも優先されてしまいがち。
デスクワーク、商談や打ち合わせ、家に帰って明日の準備……
と、どんどんタスクが押し寄せてきますよね。
気づいたときには呼吸が浅くなって、身体に十分な酸素が行き届いていなくなっているかもしれません。
その状態が続くと、姿勢はどんどん悪くなってかっこ悪い猫背になっていたり、
運動不足なったりとダブルパンチでお腹はプヨプヨ。
誰もがやっているトレーニング「呼吸」
確かに、時間がなかなか取れずにジムにワークアウトなんてとても行けないという方、いると思います。
そんなあなたに最低限心がけてほしいこと。
それは「呼吸」です。
呼吸は、人間の身体活動においてしっかりとやるべきことなんです。 ピラティスで行う「ピラティス呼吸」をご紹介します。
この呼吸法は身体のバランスを整えたり再確認したりするときにも取り入れられるものなので、
忙しいとき、業務に追われているとき、自分のペースを失いかけているときなどにぜひ試して頂きたいです。
簡単です、「吐く」ことからはじめましょう!!
吐く息はお腹の隅々から空気を押し出します。
呼吸はまず「吐く」ところからです。
息を吐くときに何となく胸や肩あたりだけでため息のように出していませんか?
ピラティスでは吐く息を強く押し出すことで腹部のインナーマッスルを収縮させてエクササイズを行います。 軽く鼻から息を吸って、「これ以上出せない」と思うところまで口から息を吐いてみてください。
ちょうど風船を膨らましているのと同じようなイメージです。
そのまま苦しくても吐き続けていると、下っ腹までお腹が凹んで収縮しているのがわかります。
これは「腹横筋」という腹筋のインナーマッスルで、体幹を安定させてくれます。
この筋肉を使うところまでだいたい7~10秒近く続けて吐いてみましょう。
「吸う」ときは胸を意識する
次に、息の吸い方です。たいてい運動不足の人やデスクワークで肩がすくんでいる人は、
「肩呼吸」といって肩の上下運動を使って呼吸をしてしまう傾向にあります。
ピラティスは「胸郭呼吸」といって胸郭が大きく膨らみながら息を吸うことが望ましいとされています。 自分の肋骨を覆うように左右の手で抱え、息を吸った時に肋骨が左右に広がるのが正しい胸郭呼吸です。
逆に、まったく動いていなかったり、肩が上がり下がりしたりしまっている場合は、
肋骨の周りの筋肉に柔軟性がなく、体幹全体の筋肉をまんべんなく使えていないのかもしれません。
横に広がる意識を持つだけで、普段の癖を修正することができ、息の吸い方を変えることができます。
呼吸は身体のパランスを整えてくれる
いかがでしたか?
この呼吸をマスターするだけで、運動をする時間が取れなくても最低限身体のバランスは維持できます。
人間は1分間でも15回程度呼吸をしていると言われています。
こんな貴重なエクササイズを逃す手はありません。
ちょっとしたことの心がけで身体が変わるのをぜひ今から感じてみてください!